コロナウィルス対策の休校期間の過ごし方④

 こんにちは、山ちゃんです。

 今日は「コロナウィルス対策の休校期間の過ごし方」の第4弾として、インターネット等の活用を紹介したいと思います。パソコンやスマホ等を利用して、いろいろなことが学べます。「今日は何があった日なのか」等を調べてみて下さい。

 さて、明日3月11日は何があった日かは、中学生以上であればほとんどの人が答えられると思います。では、今日3月10日は何があった日かわかりますか?

 75年前の今日は東京大空襲があった日です。

一面の焼け野原と化した東京

 1945年(昭和20年)3月10日未明、300機を超えるB29が1500トン以上の焼夷弾を投下し、一晩で10万人が犠牲となり、100万人以上が家を失ったとされています。広島や長崎への原爆投下も含めて、太平洋戦争中に空襲を受けた都市の数は全国で430か所にのぼり、犠牲者の数はおよそ56万人、行方不明者の数もおよそ2万5千人もいたと言われています。特筆すべきことは、東京大空襲は一日で亡くなった人の数が広島や長崎の原爆投下よりも多いことです。焼夷弾の投下によって起こった火災の中を逃げ回りながら、煙や炎に巻かれて死んでいく様子は地獄絵図そのものであったと思います。

 アメリカ政府は第二次世界大戦開戦当初は、民間人に対する爆撃は非人道的かつ野蛮な行為であるとして、各国にこれを行わないように呼びかけていたのです。ところが、アメリカ軍内の思惑等から作戦は、主に軍需工場を標的とするピンポイント爆撃から絨毯爆撃による無差別爆撃へ変更されていきます。木造家屋が多い日本に対して、火災を引き起こすことを目的とする焼夷弾の開発も進められました。これらの計画の大半は、一人の軍人によって実行されたと言われています。戦後から現在に至るまで、アメリカを含む戦勝国の非人道的な罪は問われたことはありません。

これぞ、"勝てば官軍、負ければ賊軍"ということに他なりません。

 さて、数多く存在する世界遺産に"負の遺産"と呼ばれるものがあるのを知っていますか?広島の原爆ドームとポーランドのアウシュビッツ強制収容所です。これらは戦争の恐ろしさや悲惨さを後世に伝えるものとして"負の遺産"と呼ばれています。

 同じように、"負の記憶"として先の戦争の記録や記憶は語り継いでいかれなければならないものだと思います。私が子供の頃は、毎年3月10日には「ガラスのうさぎ」が放送されていました。著者の高木敏子さんをはじめとして、戦争体験を語れる人々も高齢化が進み、いずれ戦争を体験した人がいなくなる日も来ます。人々の記憶の中から、戦争の恐ろしさや愚かさが消えてなくなった時、同じ過ちを繰り返さないと言い切れるでしょうか。憲法改正の是非を論ずることも大切ですが、戦争に関わる記憶が風化してしまわないようにすることの方がもっと大切なことではないでしょうか。

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以上、山ちゃんでした。









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