☆海鋒のつぶやき☆【最終回】

さて、2月28日(金)の今日、神奈川県公立高校の入試発表がありました。
入試結果速報の記事で大磯校の結果は見て頂ければと思います。

入試結果発表は何度も経験していますが、一人ひとりドラマがあります。
ひたむきに努力を続けてきた者。
心が折れそうになりながら頑張ってきた者。
現実を突きつけられ必死になった者。
十人十色、一人ひとりに今年もドラマがありました。

【2019年度 学心塾 大磯校 3年生を振り返って】
今年の3年生を振り返ってみると、自分自身が2年生の頃から指導を続けていた学年であり、長い子で丸2年間指導にあたらせていただきました。
その頃から思うと、みんな何倍も大きく成長したなと思います。(身体的にも精神的にも)まず、最初に思い出すのは、精神面がとにかく、二極化した学年でした。

何とか頑張ろうとポジティブに考える子たち(少数派) 
VS 
自分なんか自信ないし頭も良くないから…っとネガティブに考える子たち(大多数)

どうやって前向きに考えさせ、そしてどうやって一致団結させていくか...最初はそんなことばかりを気にして、室長の山口とああでもないこうでもないと話をしていた記憶があります。子どもたちを指導しながら感じていたことは、やっぱり最近の子は熱さが足りない、本気で物事に取り組まない(どうせやったって…)、この思考を払拭するために1年間指導してきたと言っても過言ではありません。

【払拭した瞬間】
そして、そのネガティブな考え方をする子たちを払拭する瞬間がおとずれたのは、冬期講習に入る12月のことでした。室長の山口と私海鋒から、懇々と諭し、授業終了時間をとてつもなく延長してしまい、ご迷惑をおかけしましたが、あの時間がこの代の子たちを変えたと思っています。(ごちゃごちゃ余計なことは考えず、勉強するしかないんだ、逃げたら逃げ癖がついてしまうんだ...と)あの時間が無ければ、この学年が飛躍的に成長することは無かったでしょう。

【手がかかりまくった学年】
お子様をお預かりしているのに、手がかかるなんて...と思われた方。すみません。でも、本当に手がかかる学年でした。毎回の模擬試験の設問ごとの正答率を出し、一週間何をすればいいかを表にして配付...自分で考えて勉強しなさいと言い続けてはいましたが、やっぱり全員が全員出来るようにならないのが現実…だからこちらも助け船としてその表を配付していたわけです。しかし、その表を見ながら黙々と勉強をする姿勢は真の受験生の顔つきに変わっていき、我々講師たちも自信を持って送り出せるくらいに成長してくれました。

【新たな人生の一歩を踏み出した日】
惜しくも、大磯校は第一志望全員合格とはなりませんでした。
受験とは残酷なもので、どんなに頑張ってきたとしても、勝負ごとであり、
勝者がいる影には敗者がいるわけで、悔しい思いをする人間がいることは事実です。
しかしながら、勝った負けたでお子様たちの一生が決まるわけではありません、それよりもどんな結果であれ、今日この合格発表を迎えるまで頑張ってきたその軌跡は何物にも変え難い貴重な財産になることでしょう。そして、お子様たち一人ひとりが自分の足で、新たな人生の一歩を踏み出した日であることに変わりはありません。お子様が初めて一人で高校への一歩を歩み始めたこの日を、どうかよく頑張ったねと褒めてあげてください。

【最後に…】
最後になりますが、お子様の進路を決定する大切な年に、我々学心塾大磯校にお預け頂いたことを、心より感謝いたします。これから先、お子様たちには高校受験以上の困難が待ち受けていることでしょう。その度に葛藤し、心が折れそうになるかもしれません。しかし、お子様たちは大丈夫です。思い出してみてください、苦しい思いをして学心塾で勉強をし、あれだけ鬼のような課題をしっかりこなせたのですから。どんな困難でも必ず乗り越えられるはずです。みんな自信を持ちなさい。ここで過ごした時のことを思い出し、前を向いて乗り越えていってください。お子様たちのより一層のご活躍を願っております。本日は本当におめでとうございました。

☆海鋒のつぶやき☆ ㉒(最終回)

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