決して忘れてはならない日

 こんにちは、山ちゃんです。

ところで、皆さん今日は何の日かご存じですか?

そうです、74年前の1945年(昭和20年)8月6日、午前8時15分に広島に原子爆弾が投下された日です。史上初めて核兵器が人間を相手に使用されました。三日後の8月9日午前11時2分には、長崎に二発目の原子爆弾が投下されました。これが、現在までに人間を相手に使用された最後の核兵器です。この二発の原爆により13万人から24万人が死亡したと言われています。

さて、戦争のなかった「平成」が終わり、「令和」へと時代は変わりましたが、実際に日本が戦争を行っていた「昭和時代」は歴史上の時代に、日中戦争や太平洋戦争も歴史上の出来事になりつつあるのではないでしょうか。昭和生まれの私にとっても、「明治」の日清戦争や日露戦争、「大正」の第一次世界大戦は歴史上の出来事になっています。日清・日露戦争や第一次世界大戦は、経験されている方や鮮明な記憶として残っている方がほとんどいらっしゃらないこと、後に続く戦争の規模や犠牲があまりにも大きかったため、語られなくなったことは仕方のないことだと思います。

ただ、日中戦争や太平洋戦争は「昭和」の出来事です。戦争を体験された人や、記憶している人がご存命のうちに、語り継いでいかなければならないことです。特に「昭和」の戦争は、先に記した通り核兵器を実戦で使用した最初で最後の戦争です。

アメリカでは、一昔前は戦争映画と言えば「ベトナム戦争」、今では「イラク戦争」を初めとするイスラム圏との戦争が多く作られています。

炎上を承知で書きますが、ベトナム戦争の過酷さや帰還兵の苦しみを描く映画や、イスラム圏との戦争の大義や正義を描く映画が、世界で最も戦争が好きな国で数多く作られていることには失笑をするしかありません。

しかも、アメリカでは戦争を早く終わらせるために原爆の使用は正しかったという教育を受けています。そのため、アメリカ国民の多くは原爆の使用は正しかったと考えています。戦場で使用し、13万から24万の兵隊が犠牲になったというなら、まだわかりますが、原爆の犠牲者の多くは、子どもや女性、お年寄りなどの非戦闘員です。

これを残虐行為と言わないのでしょうか?

戦勝国が行えば正義、敗戦国が行えば残虐行為。

絶対におかしいことです。

8月6日と8月9日は決して忘れてはならない日です。

以上、山ちゃんでした。

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