孤独に慣れること

さて、今週の日曜日から定期テスト対策が始まりました。
各中学とも夏休み明けということもあって、定期テスト範囲が広いです。
もちろん科目にもよりますが、これは時間をかけて一つ一つ理解を深めていかないといけません。2学期中間は全学年山場です。みんな全力で駆け抜けましょう。

本日は孤独に慣れることについて書きたいと思います。
孤独に慣れる、表現はちょっと辛辣ですね。小学生や中学生にとってはちょっと嫌な雰囲気というか考え方に聞こえてしまうかもしれません。
しかし、孤独に慣れるとは「本当の意味で強くなる」ことの裏返しです。
日々の生活において、今や孤独とは仲間はずれや友達がいない、省かれているなど、マイナスのイメージでしか捉えられない表現の一つです。
実際はどうかといえば、それは違います。集団の学習塾でありながら、個人の学力を上げていくためには、絶対に個人を強くしなくてはいけません。その一歩が孤独に慣れるということです。誰かが塾に行くから塾に行くではなく、自分が勉強しようと思うから、塾に行く。誰が塾に行こうが行かまいが関係ありません。孤独に慣れた人間は、ひとりで勉強することができるようになります。他を巻き込まなければ何か行動に移せない人間は、これから先も周りに流されて生きていきますし、自分の考えを行動に移せないまま大人になっていきます。これは協調性が無いとか、周りの人の気持ちを考えないとか言う、話をしているのではありません。「何かを成し遂げるために必要な断固たる決意」の話をしているのです。

日々の生活にも、この孤独に負けるという状況は多々見受けられます。
特に女子に多いですが、一緒に手洗いに行く、何かと移動教室でも一緒に動く、1人で行動するのが苦手で、周りからの目を気にしてしまって自分の意思で行動ができない。
それでは、勉強が出来るようになるわけありません。
群れる人間は、群れれば群れるほど自分の弱さを正当化し、しまいには周りのせいにし始めます。やれ、親が五月蠅い、学校の先生が悪い、部活が辛い、兄弟が五月蠅くて集中できないなど、全ての理由を環境のせいにし始めます。
違います。全て自分が悪い、自分で決めて、それをやり抜けなかった弱さに原因があると考え改めなければなりません。この意味が分かるようになった時、人は初めて孤独を実感します。今の子どもたちが感じている孤独など、本当の孤独ではありません。

孤独とは自分を一回り成長させる物。

孤独に慣れることで集中力が増していく。

孤独に慣れることができれば、一人でも何とかする強固な力がついていきます。

本当の孤独に触れた人間は、親御様や先生たち、周りの大人たちの優しさに気づけます。
その上で自分は1人ではない、多くの人たちに助けられ、支えられていることを感じるはずです。

受験は孤独との戦いです。

塾に通っていようが、家庭教師に教わっていようが、入試本番は一人です。
入試本番までに、孤独に慣れるように努めてほしいと思います。

本当の意味で強くなった時、人生が変わるかもしれません。

☆海鋒のつぶやき☆⑦ 完

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