逆境は人を成長させる

　こんにちは、山ちゃんです。

もうすぐ非常事態宣言も解除されても、日常が戻ってくるのはまだ先の話で、今とは少し違う非日常が続くことと思います。

オリンピックの延期に続いて、夏の高校野球も中止が決定しました。野球に限らず、スポーツの大会や吹奏楽の大会等も中止になっています。また、夏休みの短縮も発表されています。中学三年生や高校三年生にとっては、非日常というよりもむしろ逆境と言える状況だと思います。

逆境：思うようにならず苦労の多い境遇。[広辞苑より]

これほどの逆境は、人生において二度はない境遇だとは思いますが、長く生きていれば多かれ少なかれ逆境に立たされることはあります。人は順境でも成長はしますが、逆境こそが人を成長させるのです。

順境にも勝利や成功と同じく、そこからしか学べない事や得られない事もあります。ただ、うまくいっている時は何かを大きく変えたり挑戦したりする必要が少ないので、成長する機会が少ないと思うのです。

一方、逆境から抜け出すため、敗北や失敗を繰り返さないためには変化や挑戦が不可欠になります。何もしなければ状況は変わらないからです。この変化や挑戦が大きな成長をもたらしてくれるのです。すぐに気持ちを切り替えて、前向きに考えるというのは無理だと思います。他人から声をかけてもらったところで、気持ちが変わるわけではありません。どこかのタイミングで、仕方がないと現状を受け入れるしかありません。

他人から声をかけてもらったところでと書きましたが、少しでも役に立てればと思って書きたいと思います。

今の逆境は、自分に限ったことではありません。他にも同じ苦しみや悲しみを背負っている人がたくさんいます。どうか、自分だけが不運だ不幸だと嘆かないで下さい。そう嘆いている間は、歩みを止めているのと同じです。歩き出さない限り、出口の光は見えてきません。

条件は皆同じです。今、出来ることを精一杯やることが何よりも大切です。なぜなら、境遇は起死回生や一発逆転というわけにはいかないからです。

うまくいかないからと諦めたり、焦ったりしてはいけません。人生なんてなるようにしかならないものです。

また、今すぐに理解はできないでしょうが、この経験はこれからの人生の中で、きっと意味があります。この山ちゃんも人生を懸けて臨んだと言っても過言ではない大学受験に失敗した経験があります。苦い経験なんてものではない痛恨の失敗でした。目の前が真っ暗になり、全てが無味乾燥に感じた時期もありました。前向きになるまでに数年かかったと思います。悔しさだけは今も忘れていません。

でも、今では失敗して良かったと思っています。決して負け惜しみやきれい事を言っているわけではありません。失敗を経験したことで、失敗した人の痛みがわかるようになりました。失敗しないためには、どうすればいいのかを学ぶこともできました。今では、失敗知らずの人生を送ってきたら、本当に嫌な人間になっていたのではないかと思っています。

全国の皆さん、

逆境(コロナ)に負けるな！！

以上、山ちゃんでした。