早いもので受験まで ここからの受験勉強アドバイス①

早いもので受験まであと一ヵ月をきりました。
面白かったのは、中3向けに掲示していた入試まであと何日のカウントダウンカレンダーを、中2生が見て、「私たちの受験まで400日切ってるんだ~…」と呟いていたのが印象的でした。少しずつ、中2生も最高学年になる意識が出てきているんだなぁと思います。

さて、残り一ヵ月を切り、やらなくてはならないことを記載しておきます。
中3生は、あと一ヵ月しかないから、もう何をやっても無理…とは思わずに、やれることをきっちりやって受験に挑みましょう。

■過去問演習をするのか、今年受けた模試のやり直しをするのか。
⇒人によって違うと思いますが、どちらもやるときに目標をもって取り組むことが大切です。過去問演習は大切です。実際に過去に扱われた神奈川県入試の問題ですから、どういった傾向の問題が出ているのかを把握、そして理解しておく上でとても大切になります。いわゆる情報収集とその整理の為に実戦しておくことが目標です。去年はこのパターンが出ている、一昨年はこんなことが聞かれている、だから受験対策問題集のここをやっておこう。っといった感じで勉強を進めるのが過去問演習の扱い方です。ただし、頭の片隅置いておいて頂きたいことは、所詮は過去問だということです。絶対に出ないとは言いませんが、過去に出たことがあるという情報収集と知識整理に努めておくことが大切です。

次に今年受けた模試のやり直しをする場合、前提として偏差値が53~55以上の学校に挑戦しようとしている生徒が取り組むべきものです。(もちろん、志が高い人は上に書いた偏差以下の高校を受験する子でもやって構いません)まず、模擬試験は各業者が作った去年度までの神奈川県入試問題を分析して作成されている模擬試験です。要は多くの受験者が今年の模擬試験を受験しているわけですから、持っている模擬試験のパターンの数は絞られています。すなわち、ほとんど同じ土俵で入試に向けて受験対策をしている生徒がほとんどなわけです。その模擬試験のやり直しをする上で目標としてしっかりと掲げなければいけないことは、2度解きです。まずは解けなかった問題を時間をかけて解き直す。例えば20分かけて解き直しをして解けたとします。その後、しっかりと時間を計って同じ手順で制限時間内に解けるかどうかをちゃんと試すことが大切です。1度やり直しをして、解けたからと言って制限時間内に解けるとは限りません。その徹底をすることで、模擬試験のやり直し勉強は意味を成すのです。ここまでしないと合格点に届かないのは、大体偏差値53~55以上の学校を受験する生徒ですから、目標の高校に応じてしっかりやっておきましょう。

■思うように得点が伸びていない場合
さて、冬期講習を経て多くの模擬試験を受験してきた生徒さんがほとんどだと思いますが、思うように得点が伸びていないと感じている生徒さんも多くいることでしょう。どうすれば得点力がつくのか。よく生徒は勘違いします。「先生から渡された課題、先生にいわれた知識問題集、毎日必ず5時間は勉強している」⇒「なんで模擬試験の点数が上がらない...やっぱり私にはやっても無理なんだ...」こういった非論理的なロジックを広げて、出来ない自分たちの傷を舐め合っている生徒が非常に多く見られます。
まず、何を何時間やっても得点力がつくとは限りませんし、ほとんどの場合そうではありません。何をどれくらいやったかで得点力が伸びるのであれば、全員得点力がついているはずです。では、何故、得点力がつかないのか。まず勉強をする際に決めておくことは、〇〇が出来るようになるまで勉強を止めないと決めて勉強することです。出来るようになるというのはどういうことか、10パターン同じ問題を解いて9回から8回解けるようになって初めて『出来る』ということになります。
そこまで追及してやっていないから、得点力に繋がらないのだということをよく考えましょう。これから一ヵ月これを意識して勉強をすること。勉強は時間じゃない。勉強は量じゃない。自分で解けるようになるまでが勉強!と決めて勉強をしてみてください。

アドバイス②は明日投稿します。
☆海鋒のつぶやき☆ ⑮

コメント

人気の投稿